伊集院アケミ文学作品

片隅に生きる人々

角栄の裏金の運用を担っていた師匠の遺品である『人生を変える箱』をめぐって、数奇な運命をたどる『僕』の物語。『第一回裏社会ジャーニー大賞』を仮受賞した作者(伊集院アケミ)の人生を題材にした最高のエンターテインメントです。

この物語を読めば、僕がどんなものを美しいと思い、どんなことを表現したいと思って生きている人間であるかは、ちゃんと伝わると思います。もしかしたら、この作品が貴方の人生も変えてくれるかもしれません。

今これを読んでいる人たちが、相場の世界で生きる悪党たちを色眼鏡で見ることなく、美しいものをちゃんと美しいと判断できる人たちであることを信じてお届けします。

不思議の街のヴァルダさん: ー悪魔祈祷書編ー

仙台市某所にある不思議な古書店で、時折繰り広げられる小さな事件。
妖精を自称するシスターの姿をしたヴァルダさんと、彼女を慕う平凡な大学生アケミによる日常系サスペンスです。
本編では、17世紀の悪魔教徒デュッコ・シュレッカーの残した『悪魔祈祷書』が作品の鍵となります。
盗まれた祈祷書と、買いたたかれた『シルレルの詩集』を二人は取り返せるでしょうか?

不思議の街のヴァルダさん: ーヴァルダさんの過去編ー

仙台市某所にある不思議な古書店で、時折繰り広げられる小さな事件。

いつもの様に『死者の書のしもべ』に向かったアケミでしたが、あいにくヴァルダさんは留守。店番を頼まれた事務員に、「売り上げが無いと日当も出ない」と泣きつかれたアケミは、ヴァルダさんの過去を聞くことを引き換えに、お金を払います。話はなんと、ヴァルダさんが台湾総督府の御用商人だった時代にまでさかのぼるのでした。

使い魔の全力さんや、デュッコの子孫も出て来て大わらわなヴァルダさんの続編です。

 
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